ルイボスティーの栽培について、最初に申し上げておきましょう、日本の気候では非常に栽培が難しいとされており、成功例はほとんどなく、独自で栽培するのはほぼ不可能ではないかと思われます。
いろいろな国の方が栽培に挑戦したようですが、適した環境でないと育たないという難しい植物の為、気候が似ているといわれているイスラエルでもうまく栽培できず、ヨーロッパ、オーストラリアでも栽培を断念したと言われている程です。
南アフリカのセダルバーグ山脈の高原地帯が唯一の産地といわれています。世界的に見ても日照時間が長い国のひとつで、非常に乾燥した気候と海抜450m以上で酸性の土、年間の平均気温は夏期40度前後、冬期でも日中は25度前後、1日の気温の変化が激しく、その差は30度以上になることもある厳しい環境の中で育ちます。
さらに南アフリカは、金やダイヤモンド、プラチナ、鉄鉱石などの鉱物の世界的産地でもあり、ルイボスの長い根が豊富なミネラルを吸い上げ、過酷な環境を生き抜くそのパワーが、高い抗酸化作用の源なのかもしれません。
ルイボス(rooibos)は学名をアスパラサス・リネアリス(Aspalathus linearis)といい、マメ科のアスパラトゥス属、双子葉植物の一種、1.5m程の低木で、たくさんの細い枝には1?4cm程の針のような葉を付けます。
収穫までには2年程の期間がかかり、5?10メートル以上にもなる根を延ばし、地下深くにあるミネラルを吸い上げます。葉と枝は1年に1度、初夏に収穫されます。葉と枝を刈り取り裁断後、積み上げて発酵し、天日干しするという原住民の伝統的な製法は基本的には昔と同じです。